9月2009

「チェンジ」は当たり前?

 4ヶ月ぶりにハーバード大学の研究室に戻ったら、「日本ではまだ同じ大学で教えてるの?」と聞かれてびっくり。たった4ヶ月で替わるわけないじゃない、と思ったけれど、相手にはまったく当たり前の質問らしくてそのことにまた驚いた。

 職場を替わることは日本でも抵抗がなくなってきたが、これはアメリカの影響だろうか。家を替わることも買い替えも当たり前で、タクシーに乗って運転手さんと話していたら、大体7年に1回は家を買い替えると言っていて、日本は住宅ローンを親子2代で払うこともあると話したら仰天していた。

 離婚にも抵抗がなくて、オバマ大統領の父親はたしか3回結婚しているし、母親は2回結婚していたと思う。

 大型の薬局兼スーパーに行くと、生活雑貨や薬などにまじってパソコン用テーブル、ランプ、加湿器まで売られていて日本に比べるととても安い。つまり、使い捨て、というコンセプトなのである。日本のように質のよいテーブルをずっと長く使うような思考性がないのだ。ボールペンも鉛筆も食料品も、1セットが大量で余ってしまう。どんどん使ってどんどん捨ててください、という雰囲気である。

 不都合なことはさっさと替えるという思考性はいいこともあるが、そればかりではさみしいなあ、と思ったりする。自分に合わない場や、嫌いになった人にさっさと別れを告げることは、「嫌だ」という感情を抑圧することがないから、それはそれでストレスは減る。

 しかし、人間の心の成熟には、合わない場と少しでも居心地よく折り合いをつけたり、嫌な人となんとかコミュニケーションをしようと工夫することが役に立つ。このところ、人も使い捨てという雰囲気があるが、かつての人もものも長く大切にということの良さもどこかに残しておきたい。

インフルエンザ

Boston市長とHarvard大学では新型インフルエンザに対して、共同で対策をとることを政策決定しています。

インフルエンザにたいしての講義最新情報。いかに世界をpandemicから守るかという講義が行われています。

短い夏が過ぎすでに秋。なんとダウンjacketを着ていた人もいました。

結果至上の国、日本

 アメリカの社会学者の論文を読んでいたら、ちょっと驚くデータが発表されていた。国別に、「結果が不確実なことを避ける傾向」についてランキングをつけている。つまり、結果がはっきり良いとわかったものでないと一歩踏み出さない、という傾向の調査で、日本は対象の約40カ国の中で最もその傾向が強いのであった。

 新しいものがイヤなのではない。そのことやそのものが確実に売れたり、効果をあげることが重要で、つまり結果至上主義とでもいうのだろうか。
 どうだかわからないけどまあやってみるか、ということは比較的少ないということなのである。

 参考までに、結果が不確実なことを避けないお国柄は北欧のスウェーデンなど。アメリカは両者の中間くらいだった。ちなみに、この指標が「男性優位度」と組み合わされて統計処理されており、その表を見ると、日本は飛び抜けて不確実性回避と男性優位度が高く、驚いてしまったというわけだ。

 不確実性回避傾向というのは、別の見方をすれば堅実でリスクも少ないということになる。しかし一方では、リスクがありながらも大進展、大成功ということも少ないだろう。このような傾向は単に社会の慣習というだけではなく、日本人の遺伝子の特徴ともかかわっているかもしれない。

 遺伝子の中には「新奇探求遺伝子」というものがある。こうした配列をもつ人は、新しいことに興味をもち、結果はともあれ次々とやってみる傾向があるといわれている。欧米人にはそうした遺伝子をもつ人が多いが、日本人には少ないとされている。堅実型は、こつこつと安定した仕事を続けるには向いている。

 さて、長年の社会の傾向は、それに気づくことが大切だ。我々の社会は、結果が見えないと動かないという問題点に気づくことが、変化の第一歩になるかもしれない。

Derry Berry 医学賞

Dr.Vish が今年度のDerry Berry 医学賞を受けたというnewsです。

Cooking

冷凍していない鮪が入荷したのでマンゴーとトマトをあわせて焼きました。