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海原純子のHarvard Diary

タグ : ヨミドクター

どこにでも潜む「先行刺激」効果:海原純子のハート通信

先週はプライミング効果についてご紹介しました。プライム(先行刺激)による心理的効果が、その後の行動や意志決定にかかわるという内容でしたが、お読みになった方はきっと「いわゆる先入観っていうのも、そういうことなのだろう」とお …

気づかぬ「先行刺激」が行動を変える:海原純子のハート通信

「プライミング効果」という言葉、聞いたことがありますか?プライミングとは先行するという意味合いで使われ、プライミング効果は「先行刺激」が及ぼす効果のことです。認知心理学者のダニエル・カーネマン・プリンストン大学名誉教授に …

体罰は効果があるか?:海原純子のハート通信

体罰については「絶対良くない」「場合により許される」「愛のムチなら容認」「経験的にしつけの一環として行っている」人まで様々であるが、多くの場合、個人的な経験をもとにしてその是非が判断されているようです。  しかし、201 …

1人の悪意が99人の善意より強烈なのはなぜ?:海原純子のハート通信

「あの人さえいなければ職場はどんなに過ごしやすいか!」  「あの人さえいなければご近所は住みやすいのに。あの1人なのよね」  私たちはよくこんな言葉を耳にしたり口にしたりします。そうなんです。「あのたった1人のために・・ …

ネットいじめ研究―傍観者がいじめを助長する:海原純子のハート通信

心理学者で東北大学大学院元教授の仁平義明先生から興味深い論文があるとうかがいました。いわゆる「ネットいじめ」についての介入試験による研究論文です。今週はこの研究を紹介しましょう。  ウィスコンシン大学の心理学者フライスた …

苦境に立っても「自分は乗り切れる」と再確認:海原純子のハート通信

先週は「健康生成志向」について紹介しましたが、ストレスフルな出来事があっても、それは「きっと乗り越えられる」ととらえられ、「混乱せず」に受け止める力が重要というわけですが、こうした健康生成志向は、病気欠勤率ともかかわると …

健康でいられる心の持ちようとは?:海原純子のハート通信

ユダヤ系アメリカ人の医療社会学者、A.アントノフスキーは、近代社会はいつの時代でも人口の少なくとも3分の1から過半数の人は疾病か病理的な状態であると述べている。そして、健康なグループにいるか、そうではないグループにいるか …

ペットは「セラピスト」:海原純子のハート通信 

20年以上前、米国の老人介護施設で、猫が高齢者の血圧安定に効果があるとの報告がされたという記事をみたことがあります。まだ、アニマルセラピーなどが注目されていない時代でした。  その後、犬を飼っている人は心筋梗塞の再発率が …

「居眠り羊飼い効果」と「オオカミ少年効果」とは?:海原純子のハート通信

都心に大雪が降った1月中旬、天気予報は「大雪」との情報を流さなかったため、都心で車は立ち往生し、交通の大混雑状態に陥った。このことに懲りたのか、2月初め、今度は早々と「大雪」情報が流れ、その日の午後は会社に泊まる人もいて …

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