Why Bilinguals Are Smarter
バイリンガルが賢い理由

単語・イディオム
interference:「障害」
not so much – as ~:「―というより~だ」
executive function:「実行機能」
tussle:「格闘、とっくみあい」

要約:
最近の研究で、2言語以上を話すバイリンガルは1言語しか話さない人と比べて高い認知能力を持つ傾向があることが分かってきた。幼児を対象にした実験では、バイリンガルの子供のほうが認知能力を試すゲームで高い成績を残すという。
単一言語話者とのもっとも大きな違いは、環境を観察し判断する力だと考えられている。
バイリンガルの脳内では常に2つの言語システムが機能していて、それを状況に応じて使い分ける必要がある(例えば父親と母親に対して別言語を使い分ける、など)ため、状況を読んで即時に判断する能力が鍛えられるのだ。
この傾向は乳幼児から老人まで、幅広い年齢に見受けられ、ある程度年を重ねてから第2言語の学習を始めた人にも共通する場合があるという。
また、2つの言語の習得度が高いほど、認知症を発症する年齢が遅くなることもわかっている。(NY在住の翻訳家、横島智子)

————————————————-

コメント
使われている語彙は一般的なものが多く文章も平易で、すらすら読めます。アメリカはスペイン語や中国語などとのバイリンガルが多いこともあってか、人気のあった記事です。英語勉強のモチベーションがアップするかも。