From Japan, Bearing Witness in Debate Over Indian Point
フクシマ事故の証人がNY州原発の是非を問う

単語・イディオム
occupational hazard:「仕事でさらされる危険、職業病」
irradiated:「放射能にさらされた」
expendable:「消耗品、使い捨て」
commemoration:「記念イベント」
far-fetched:「現実離れした」
relief worker:「救援活動者」

要約
NY州インディアン・ポイント原子力発電所の継続に関する討論イベントが開催され、日本からは福島原発で事故処理作業員として働いた経験を持つ男性や救援活動家などが「フクシマの証人」として招かれた。
元作業員のキタジマさんは、かつて原発建設反対運動に関わったものの挫折した経験をもち、その償いのために作業員になったと語る。「作業員の被爆量は、ほんの1、2か月で4年分の安全規定値に達してしまう。皆、自分たちは使い捨てだと認識している。
私たちがやっていることは、大海の水をコップで汲むようなもの」インディアン・ポイント原発運営者側は、原子炉はM6級の地震を想定した耐震設備を備えており、北米大陸史上最大規模の地震にも耐えられると主張している。一方で最新の地質学調査では、原子炉付近の地震リスクが建設当時に考えられていたよりも高いことがわかっている。(NY在住の翻訳家、横島智子)

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コメント
3.11と原発事故を称して”the unexpected, the statistically improbable, the totally far-fetched”(予想外、想定外、完全に現実離れした出来事)とまとめているのが印象的です。短くですが、がれき処理の問題にも触れています。