High Hopes 2012 Will Be a Good Year for Women
2012年は女性に前向きな年に?

単語・イディオム
take stock:「吟味する」
stall:「行き詰まる」
only a sliver:「ほんの一部」
long slog:「長く続く厳しい道のり」
with it:「流行に付いていっている」

要約:
2011年は世界の女性にとって厳しい一年だった。アメリカでは長引く不況の影響で、女性の失業率が上昇している。特に販売業など、これまで女性中心だった職種に男性が多く就職するようになってきたことや、大学卒業時点で希望の仕事に就けなかった女性が大学院に進学するケースが増えているためだ。
また、同じ仕事をしていても、収入は一般的に女性より男性のほうが多い。とはいえ、何人かの専門家は、2012年はこれを覆す前向きな年になるだろうと予測している。世界的に見れば、女性を役員に採用しようと考えている企業は大幅に増えているし、「アラブの春」では女性たちが重要な役割を果たした。アメリカでは過去最多の女性が上院議員に立候補しようとしている。
チリの元大統領であるミチェル・バチェレ氏は先月発表した声明で、「大切なのは女性の日々の生活を改善させるためにアクションを引き起こしていくこと。世界の女性の経済的な利益と政治的なパワーを強化していく」と語っている。(NY在住の翻訳家、横島智子)