Children With Autism, Connecting via Transit
自閉症児と世界をつなげる、『地下鉄探偵』スクール

単語・イディオム
autism spectrum disorders: 「自閉症スペクトラム障害
sleuth: 「探偵」
at ease:「安心して、くつろいで」
harness: 「生かす、利用する」

要約:
ニューヨークの交通博物館では毎週末、自閉症をもつ9歳から10歳の子供たちを対象に『地下鉄探偵』と名づけられたプログラムが実施されている。自閉症児は、予測可能で規則性があり、ディティールにあふれたものに強く惹かれる傾向があり、地下鉄はこの条件にぴったり当てはまるのだ。これを利用して、一般社会と切り離されがちな自閉症の子供たち(とその親たち)に、同じ興味をもつ仲間たちとの時間を楽しんでもらうことがプログラムの目的だ。 (NY在住の翻訳家、横島智子)

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コメント:
イギリスでは、自閉症をもつ子供に乗り物のキャラクターが出てくるアニメを毎日15分ずつ見せた結果、1ヵ月後には感情認識能力が高まった、という研究結果もあるそうです。アメリカでは近年、自閉症児の数が急増しており、NY Timesでもかなり頻繁にこの話題を見かけます。